楽曲としては抜群に良いのに歌詞の日本語がちょっと残念な歌を集めました。
以下解説。
・「イナメナイ」の用法として成り立っていない。ひどすぎ。片仮名で書けばいいってもんじゃないんだよ。
・「てるんだはー」現代日本語はちゃんと現代日本語として発音しろ。「だろー」の「だろ」を子音っぽく少し弱めに発音して「ー」のところで声を張るという日本語歌唱の基本技術も知らんで歌手をやっておるのかね。
・「てがめぇ~」ちゃんと発音しろ。
・グラサンかけたまま造語で誤魔化してないで、日本語の大海の中でよく見回して言葉を探せ、グラサン外して。
・「さながら」の用法にかなってない。
だけどYUKIちゃんはかわいい。最強かわいい。
かわいいから許す。
・「この街角で」と「歩いて行きましょう」のつながりを変だと感じない奴は日本語の仕事をするな。
・「あたりまえだのクラッカー」。「なんだかんだ」には「明神下」か「明神様」。知らねえなら使うな。
(ちなみに「恐れ入谷の鬼子母神」というのもあり、そのもじりで「恐れイリヤのクリヤキン」てのもある、参考までに)
・「まにまに」は調子を調える造語でまあ良いとして(←良いのかよ)、「恋しかるべき」が「恋しくあるべき」の短縮形として無くはないがやはりおかしい。あと厳密には連体形で止めるのは不自然で終止形「~べし」で止めるべし。
※「神のまにまに」は菅原道真公の歌に用例がありました。よって歌語として認められる表現でありました。訂正してお詫びいたします。(2019年8月15日)
楽曲としても残念な曲の日本語はいくらおかしくても選んでいません。指摘する価値も無いのでね。
あくまで楽曲として優れたもののみ集めました。
それにしても映画・ドラマで云う「文芸」のセクションは音楽の世界には無いのかしら?
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