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デイヴヴァンロンクの存在を知ったのはやはりコーエン兄弟の映画インサイドルーウィンデイヴィスから。映画を観てその映画の元になった回想録も手に入れて途中まで読んでほったらかしていたのを昨日久しぶりにひっぱりだして少し読んでみたら面白かった。 フォークリバイバルで熱かった当時のグリニッジヴィレッジの様子は勿論ヴァンロンク本人の顔や声そのままの人柄がよく分かる語り口の面白さや知られざるエピソードの数々が興味深い。 例えばヴァンロンクが創作についての悩みなどを話すと当時まだデビュー前の天才少女ジョニミッチェルに‘曲なんか誰でも作れるんだからつべこべ云わずに書きなさい’と諭された(三十路過ぎたオヤジが)という話や 突如フォークシーンに現れて瞬く間にスターになって天狗の絶頂だった年下のボブディランに‘売れたかったらいつまでもブルースを歌うのは止めにしたほうがいい’と云われ一応大人しく聞いていたヴァンロンクだったが別れ際に‘金持ちになったからって賢くはならないんだな’と云ってやったという話など。 インタビュー形式で語り下ろしたこの本が完成する前にヴァンロンクは亡くなってしまったそうです。暇な時にでもまた改めてじっくり読んでみようかと思っております。 ①は当時エレクトリックに転向したディランの成功からカネの匂いを嗅ぎ付けたレコード会社の連中が新たな金の卵を狙ってヴィレッジに押し寄せるようになりヴァンロンクもそんな儲け話に乗せられて作ったバンド ハドソンダスターズと共に出したアルバムから。ヴァンロンク自身もこのバンドを気に入っていて売れる自信があったそうですが案の定?売れなかったらしいです。僕は好きですが。
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