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歌詞が小説みたく物語になっている、 もしくは情景描写が秀逸で、 心を射抜くフレーズのある曲を選びました。 3曲目の 『タイムマシーン / 川本真琴』は、 1997年発表のデビューアルバム「川本真琴」収録のバラードナンバー。 このアルバムは 3枚のシングルヒットナンバーを収録し、 デビューアルバムにして、 オリコン初登場1位、 その後トータルで 100万枚以上を売り上げゴールドディスクに認定されています。 『タイムマシーン』は、 彼女のいる男を好きになってしまった女の子の葛藤を リアルに綴った歌詞が本当に切ない。 少女性を残したルックスと 少年のように華奢な身体。 目まぐるしく転調するコード進行による、 ポップなメロディーと、 キュートな声を駆使した ラップのような早口な歌唱法、 猫のようにしなやかで ときに攻撃的でもある詩。 またどこか 不思議ちゃんなキャラクターが魅力的だった 女性シンガーソングライターの名曲です。 5曲目の 『土曜日のフライト / Wake Up, Girls!』は、 個人的にアイドル・シティポップの最高峰に推したい名曲。 解散直前に発表されたということもあり、 新しい旅立ちへの期待と不安と覚悟が、歌詞に込められています。 そしてアニソン界隈では知らぬ人はいないヒットメーカー田中秀和が、 The Doobie Brothersの 「What a Fool Believes」を下敷きに、 切なくも心地良いメロディーに仕上げています。 9曲目の 『愛のナンバー』は、 新潟の3人組ご当地アイドルグループ、RYUTistが、 2019年に発表したシングル 「きっとはじまりの季節」収録曲。 ℃-want you!のカバーとなります。 パブロフの犬のように、 条件反射で、 ある歌を聴くと 何故か自然と泣けてくる曲がいくつかあります。 この歌もそのうちのひとつ。 匂いも記憶を呼び覚ますのだけれど、 音楽もまた 記憶と密接に結びついているのかな。 この曲の主人公のように、 僕にもレコードの想い出がたくさんあります。 近所のダブリのお兄さんに 放課後聞かせてもらった異国の音楽。 ローリング・ストーンズ、 エアロスミス、 イーグルス、 ブルース・スプリングスティーン、 デヴィッド・ボウイ、 Tレックス。 最初はまるで魅力が分からなかったけど、 気が付けば どっぷりハマってた。 ベッドの下の秘密の一角から 夜中にこっそりレコードを取り出し 飽きずに眺めたり。 手に入れた輸入盤のレコードの匂いを嗅いで、 コレがイギリスの匂いか〜っと感動してみたり。 キースとミックの出会いを再現するために、 裸でレコードを小脇に抱え、  電車に乗ってみたり(笑)。 学校の授業より、 3分間のレコードから本当のことを学んだし、 この曲を聴くと、 初めて好きな音楽に触れた時の気持ちや、 その頃の空気感まで蘇る気がします。 今よりもっと柔軟で、 ドキドキする心を抱えながら、 いろんな街のレコードショップで、 時間を忘れて 大切な一枚を探してたあの頃。 『愛のナンバー』の物語は 悲しい結末を迎えるのだけれど、 本当に名曲なので 是非歌詞を見ながら聴いてみてください。
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