AWA
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《触発される音楽たち》第15弾。 ブルースっぽさと、ロマンスと…… ①② 『悲しい色やね』(82年) & 『ワイルドフラワー』(73年) カナダのバンド 「スカイラーク」というファミレスみたいな名前の 1973年のヒット曲『ワイルドフラワー』 この曲は全米で100万枚の大ヒットになるが、……一発屋の道へ... 74年に解散したが、キーボードにいたのは 後にグラミー賞の常連のクリエイター デイヴィッド・フォスター! この曲はソウルミュージックの文脈でカバーされます。 AWA には、スカイラーク版が無いので、「ネヴィル・ブラザーズ」のアーロン・ネヴィル Ver. で。 『悲しい色やね』は、作詞 康珍化 、作曲は林哲司。 ソロになりヒット曲が欲しい 上田正樹に 関西弁の 女性の視点の 演歌っぽい詩を歌わせる...という変化球を使い、有線から じわじわとヒット。 以後、このパターンが続きます。 34.8万枚のヒットになり 1988年には 森田芳光 監督 仲村トオル、石田ゆり子、高嶋政宏 主演で映画化。 正月映画として公開しました。 良い歌ですもんね。昔よくカラオケで歌いましたよ 😄 ③④ 『異邦人』(79年) & 『マリア・リスボア』 『マリア・リスボア』は、ポルトガルの民族歌謡《ファド》の代表的な曲。 リスボアは 首都リスボンを指すので、「リスボンのマリア」って感じ。 《ファド》は 《運命》とか《宿命》の意味を持ち、1820年頃に生まれた。ポルトガルの演歌ってところか。 《ファドの女王》の異名を持つ アマリア・ロドリゲスのVer.が有名。 今回は、クリスティーナ・ブランコVer.で。 ⑤⑥ 『横浜ホンキー・トンク・ブルース』 (77年) & 『誰も知らない』(23年) アメリカのボードビルの俳優だったジミー・コックスが 1923年に作った『誰も知らない』 1927年にボビー・ベイカーが、初レコード化 1929年にベッシー・スミスが歌って大ヒット。 その歌は、ニーナ・シモンや オーティス・レディング、サム・クックなど 錚々たるメンバーに歌い継がれて行きました。 ♪♪ お金があれば、近づいてくるが、 落ちぶれれば、誰もお前を覚えていないさ ♪♪ そんな感じの歌です。 対する『横浜ホンキートンクブルース』は、1980年の松田優作のアルバム『 TOUCH 』で 私は初めて聴きました。 まだ、優作は 30歳位か… この頃の人は、大人っぽいですね。 この曲は、藤竜也が エディ藩のLIVE に行った際 エディ藩の『横浜ホンキートンクブルース』を聴き 「もっと こうした歌詞にすれば」 と提案。 そこで 歌詞を直し、作詞 藤竜也 で、本人 藤竜也にレコーディングのオファーがあり、1977年 リリース。 歌詞の中に 「オリヂナルジョーズ」「ホテル ニューグランド」など、実際に横浜にあった店が出てきます。 曲の中の「フローズンダイキリ」は、ヘミングウェイの遺作『海流のなかの島々』(70年) に出てくる酒をチョイス。 歌詞の 「たとえば ブルースなんて 聴きたい夜は…」 の部分は オリジナルでは、 「たとえば トム・ウェイツ なんて 聴きたい夜は…」 に、なってます。 この部分は、歌い手によって いろいろ変えているみたいですね。 ⑦⑧ 『恋に落ちて -Fall in love-』(85年) & 『天使の兵隊』(69年) オリジナル・キャストの『天使の兵隊』は、ベトナム戦争 真っ只中にリリースされた反戦歌。 宝を奪うために争い、やっと手に入れた宝には 「地上に平和を」 と書かれていた。……それこそが 人類共通の宝でした…っていう寓話の様な歌。 1973年に 再リリースされたのは T.C.フランク 監督、トム・ローリン主演『Billy Jack』シリーズ 第2作 『明日の壁をぶち破れ』(71年) の挿入歌になった為。 対する『恋に落ちて-Fall in love-』は、小林明子 デビュー・シングル。 言うまでもない 😌 1985年のTBS金曜ドラマ 『金曜日の妻たちへⅢ ・ 恋に落ちて』の主題歌で 95.6万枚の大ヒット! カラオケの定番! もう永遠に、銀行口座に《ちゃり~ん》と入り続ける 永劫回帰の永久機関。 良かったね💕
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