AWA
このページをシェア

説明文

むー がお送りする《007映画》Soundtrack シリーズ第8弾! 2020年!ダニエル・クレイグの007 シリーズ 最終作公開記念の年に贈る、《落ち穂拾い》Vol' 4 今回は、正規版イオン・プロダクションのシリーズ以外の 007映画を中心にお届け💐 とは言いつつ ①『女王陛下の007』(68年)…… 映画のタイトルが題名の歌を、オープニングに持ってきていた イオン・プロダクションが さすがに歌の題名には 「無理~」と、ロバート山本張りに言いたくなる 『 ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE』 タイトルソングでない為、ルイ・アームストロングの歌う『愛はすべてを越えて』は挿入歌に。 前プレイリストに入れた、エルヴィス・プレスリーも本採用にならず、シリーズ初のインストゥルメンタル曲がオープニング。 しかしこの曲は、ショーン・コネリー降板後の《2代目ボンド》ジョージ・レーゼンビーの《新ジェームズ・ボンドのテーマ》の位置づけになる曲だったのかも。 モンティ・ノーマンの後始末で参加した『ジェームズ・ボンドのテーマ』に対する ジョン・バリーのリベンジ曲として、なんか意気込みを感じます。 007映画らしい良い曲だと思います。 ②③④『007 カジノロワイヤル』(67年)…… 監督 ジョン・ヒューストン ケン・ヒューズ ロバート・パリッシュ ジョセフ・マクグラス ヴァル・ゲスト 脚本 ウォルフ・マンキウィッツ ジョン・ロウ マイケル・セイヤーズ 製作 チャールズ・K・フェルドマン 出演者 ピーター・セラーズ ウルスラ・アンドレス デヴィッド・ニーヴン オーソン・ウェルズ ジョアンナ・ペティット ダリア・ラヴィ ウディ・アレン 音楽 バート・バカラック ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス 配給 コロムビア映画 公開 イギリス 1967年4月13日 アメリカ 1967年4月19日 日本 1967年12月16日 上映時間 131分 製作国 イギリス アメリカ 製作費 $12,000,000 興行収入 $41,744,718(世界) イオン・プロダクションが、映画化権をなかなか買い戻す事が出来なかった唯一の作品 1955年、まだアメリカでは無名のボンド小説のシリーズ1作目の映画化権を グレゴリー・ラトフが$6000で取得。 しかし、ラトフは本作を映画化することなく1960年に他界、 その後、権利はチャールズ・K・フェルドマンの手に渡り、 ハワード・ホークス監督、リー・ブラケット脚本、ケーリー・グラント主演 (イオン・プロもシリーズを立ち上げる際、主演候補にしたが、グラントの年齢もさることながら、 当時のプロダクションの規模では大スターのグラントを起用することは出来なかった。) で映画化を試みるが、失敗。 その後、イオン・プロのシリーズが世界的に大成功したことから『カジノ・ロワイヤル』を正式なボンドシリーズにしようとしましたが、 イオン・プロとの合作は 最終的に交渉は決裂しました。 交渉決裂後、フェルドマンはショーン・コネリーと接触、出演交渉をしますが 当時のコネリーは半年に1回はボンド以外の役をやることで気分転換を図っていたため、 連続してボンドを演じることに拒否反応を示し、このオファーを断ります。 これらの交渉不成立の結果、 フェルドマンはシリーズと当時世界中を席巻していたスパイ映画を茶化した 壮大なパロディ映画にすることに方針転換し、超オールスターの作品にすることにします。 ボンド役にフレミングの友人でボンドのモデルの一人とされていたデヴィッド・ニーヴンを迎え、 隠居久しい老ボンド卿という設定にしました。 作品公開時のニーヴンは57歳、一方のコネリーは37歳。 もっとも、ロジャー・ムーアが最後にボンドを演じた『007 美しき獲物たち』の公開時のムーアの年齢は 58歳で2020年現在でも最高齢のボンドです。 ま、そんなこんなで『007は二度死ぬ』より2か月だけ早く公開された この《年寄りボンド》が活躍する1967年版は、 当時の一般的なボンド像を随所でからかう物語になってます。 本作のエピソードは「Wikipedia」英語版によると、 もともとはピーター・セラーズ 一人が、 引退したジェームズ・ボンド卿(デヴィッド・ニーヴン)の命をうけた、 ヴェスパー・リンド( ウルスラ・アンドレス )にスカウトされ、 主人公の2代目ジェームズ・ボンドとして大活躍する予定でした。 ところが当時 「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(64年) 「暗闇でドッキリ」(64年) 「何かいいことないか子猫チャン」(65年) など主演作が立て続けにヒットし飛ぶ鳥を落とす勢いだったセラーズは 敵役のル・シフルを自分より大物として扱われるオーソン・ウェルズが演じる事に大きな不満を感じていて カジノのシーンで同じ画面に映ることを拒否し、 実際に顔を合わせる事なく1人ずつ別々に撮影してモンタージュで処理する様プロデューサーのフェルドマンに要求しました。 (セラーズとウェルズが一つのフレームに映っているのは二人がかなり離れた位置で大勢の人間を捉えた同じ構図のグループショット数カットのみである。) 猜疑心の強いセラーズは《大物》オーソン・ウェルズに対する恐怖がどんどんエスカレートし あらゆる理由を付けて撮影をボイコット、 ついには事実上降板してしまいます。 困ったフェルドマンはセラーズの出演シーンで既に撮影したフィルムは極力生かし、 全く別のシーンのために撮影されたNGテイクでも使えるものは使うことにしました。 (何の脈絡もなく突如レーサー姿で登場するシーン等。) しかし、主役の離脱で当然上映時間が不足する事態が発生 フェルドマンは新たに ①ジェームズ・ボンド卿が何人もの諜報部員に007を名乗らせ敵を混乱に陥れる。 ②敵の大ボスはジェームズ・ボンド卿と血が繋がった意外な人物である。 との設定に変更、 ジョアンナ・ペティット ダリア・ラヴィ テレンス・クーパー そしてウディ・アレンを起用し内容を著しく改変した。 結果的に本作はクレジットタイトル上ピーター・セラーズがトップであるにも拘らず 登場シーンがかなり少ない上ほとんどのスターとの絡みも無い (デヴィッド・ニーヴンとの共演シーンすら未撮影だった為皆無。) ので、出番が大幅に追加されたデヴィッド・ニーヴンが主演との印象が強くなりました。 無理やり設定を変えただけに不自然なつながりと唐突な展開は枚挙にいとまがないですが、 公開された頃はサイケデリックブームであり 従来の常識を覆す実験的な作品が出てきた時代なので 観客には アヴァンギャルド なコメディーとして受け入れられたようです。😅 ③『Have No Fear, Bond Is Hear 』歌詞 Seven James Bonds at Casino Royale, They came to save the world and win a gal at Casino Royale. Six of them went to a heavenly spot, The seventh one is going to a place where its terribly hot. The formula is safe with old 007 He's got a redhead in his arms Though he's a lover, when you are in trouble Have no fear, look who's here James Bond! They've got us on the run With guns and knives We're fighting for our lives Have no fear, Bond is here He's going to save the world at Casino Royale at Casino Royale The formula is safe with old 007 He's got a redhead in his arms Though he's a lover, when you are in trouble Have no fear, look who's here James Bond! They've got us on the run With guns and knives We're fighting for our lives Have no fear, Bond is here He's going to save the world at Casino Royale James Bond is here so have no fear.    ⑤⑥『ネバー・セイ・ネバー・アゲイン』(83年)…… 監督 アーヴィン・カーシュナー 脚本 ロレンツォ・センプル・ジュニア 製作 ジャック・シュワルツマン 製作総指揮 ケヴィン・マクローリー 出演者 ショーン・コネリー キム・ベイシンガー 音楽 ミシェル・ルグラン 主題歌 ラニ・ホール 「Never Say Never Again」 配給 ワーナー・ブラザース 公開 アメリカ 1983年10月7日 日本 1983年12月24日 上映時間 134分 製作国 イギリス アメリカ 製作費 $36,000,000 世界興行収入 $160,000,000 日本での配給収入 12億2000万円 本作の題名 「ネバーセイ・ネバーアゲイン(「次はない」なんて言わないで)」は、 ミシェリーン・コネリー(コネリーの妻)が 「もうボンドを演じないなんて言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)」と言ったことから採られたものです。 ただし、ボンド役の再演は一度きりと思って出演したコネリーは 劇中ラストで、「再び任務に就いて欲しい」という依頼に「二度とごめんだ!(ネバーアゲイン)」と答え、 華麗にウインクを決める事で上手く纏めています。 原作は イアン・フレミング ケヴィン・マクローリー ジャック・ウィンティンガム の共同執筆による映画化用脚本『James Bond, the Secret Service』でしたが、 フレミングが2人に無許可で、この脚本を元に『サンダーボール作戦』として小説化しました。 これに怒ったマクローリーは訴訟を起こしましたが 裁判は フレミング側がスペクター、ブロフェルドの出版物の続編権 マクローリー側が同様の映画化権を分け合い小説の共同著者としてクレジットすることで 1963年に和解に至りました。 このため、シリーズは『ゴールドフィンガー』からスペクターを登場させられなくなりました。 映画化権を取得したマクローリーは、 ワーナー製作、リチャード・バートン (元々バートンはフレミングとマクローリーが作ろうとしたボンド映画のイメージキャストだった) 主演の007映画の制作を発表しますが、 プロデューサーのブロッコリがマクローリーと交渉し、 『サンダーボール作戦』の製作としてマクローリーの名をクレジットさせる代わりに、 以後10年間はマクローリーによる007映画の製作はしないことで交渉は成立しました。 そして、10年後にマクローリーは、 コネリーに話を持ち掛け、 さらにハリー・パーマーシリーズの作者でフレミングと並ぶ《スパイ小説の巨匠》レン・デイトンと共同で 『サンダーボール作戦』のリメイク版『WARHEAD』の脚本を執筆、 映画化に乗り出しますが、 イオン・プロ側と訴訟となり、オリジナルとストーリーが大きく異なることで、敗訴してしまいました。 この時点ではコネリーは製作、総監督、脚本を担当し、 監督にリチャード・アッテンボロー ブロフェルド役にオーソン・ウェルズ(またか!) M役にトレヴァー・ハワード ボンド役は若手俳優を起用する予定でした。 80年代に入り オリジナルと異ならないように脚本を書き直し、 ボンド役としてコネリーは 長年の友人でシリーズから降板表明をしたロジャー・ムーアに白羽の矢を立てますが シリーズに後任が見つからなかったことと MGMから破格の出演料を提示されたことにより、ムーアはシリーズへの復帰を決意、 『オクトパシー』への出演を選択します。 ここに至りコネリーは、前述のミシェリーンの言葉を受け ボンド役返り咲きを決意、 ジャック・シュワルツマンと共に『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を製作する事になります。 本作は厳密にいえば、『サンダーボール作戦』のリメイクではなく 映画用オリジナル脚本『James Bond, the secret service』改訂版の映画化になります。 小説『サンダーボール作戦』も同脚本のノベライズであるため、 本作と小説は同脚本からの作品化という事になります。 本作は主演は勿論、製作総指揮、総監督、脚本、共演者や、スタッフの人選、最終編集権等、全ての部門に於いてショーン・コネリーの人脈と意思を反映した作品。 ここまで映画をコントロール出来る事は、普通ない😵 大手メジャーの後押しなく、 一俳優のインディペンデント作品として考えれば、 比較出来ない とてつもない規模の作品です。 尚、制作したタリアフィルムとは シュワルツマンの妻で女優のタリア・シャイア(『ロッキー』のエイドリアン)からとった名前で 本作のアソシエイトコンサルタントとしてエンドロールにクレジットされています。 また、シュワルツマンがコッポラ・ファミリーの一員であることから 彼がこの企画に参画した時点で、 義兄にあたるフランシス・フォード・コッポラがメガホンを握るのではと話題になったこともあります。 実現したら……と思うとワクワクしますね。 ⑤曲目は、本採用されたラニ・ホールの主題歌。 《歌詞》 You walk in a room, A woman can feel the heat. One look is a guarantee Nights could be long and sweet. The message is clear Like nothing I've ever known. But the more that I hear, Forget about long-range plans 'Cause this man's got his own. To get mixed up with a man who says never May be big trouble, but then I just could be the woman to take you And make you never say never again. Never, never say never again. Never, never say never again. Never, never say never again. Never, never say never again. You've got all the moves. Ah, but baby I've got them too. No matter your attitude or your mood I'll come through. The touch of your voice. The feel of your eyes on me. You leave me no choice. Though I know there's danger there I don't care, let it be. To get it bad with a man who says never May have no future, but then I just could be the woman to reach you And teach you to never say never again. I'll beg you. I'll get you. I'll reach you. I'll teach you. I'll take you. I'll make you. ⑥曲目のは、没バージョン。 ま、こりゃダメだな。映画に合ってない😅 ⑦フランス語版『007は二度死ぬ』の主題歌を😄 ⑧『007は二度死ぬ』のテーマ曲候補になった『ラン・ジェームズ・ラン』…… 実際には『ペット・サウンド』になったのですが、後年ブライアン・ウィルソンが同題でリリース。 さすがに《007》色は無いですね😆
…もっと見る
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし