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説明文

ベッドにうつぶせで横になってシーツの匂いを嗅いでみる。なんか…。自分の匂いがする。だって当たり前だ。シーツの下の薄いパッドの下には、ベッドパッド、これまでのいくつかのその時の記憶が残ってるはず。だってベッドのサイズだってKでは無いけれどqぐらいはある。誰もがこれまで私一人だけでここまで生きてきたと思いはしないでしょ。やけくそ。仰向けになって、かけ布団なんかをチェック。カバー取り替えたし、ここまで来るともうこのまま寝てしまいたい。このままで充分気持ちいいから。やだ。何か空気読みたくない。優しくシテくれるなら、急に覆い被さって来ても良い。疲れちゃうほど待たせないで。自分のことを気にするなら、私のことを見て。だから、少し枕やかけ布団の位置をずらしてやった。少しのことは気にしないんだ。だらしないんだよ。君が来るってのに。でも、お風呂もレンジもトイレもきれいにしちゃった。仕方ないからテーブルの角度もずらして椅子に服かけとくか。ピンチハンガーはエロくないよね…。さすがに。あ、やばい…。ヤツのぼさぼさ歯ブラシ片付けてない。捨てたら見つかりそうだし…。そうだ、シンクに置いて、汚れ落とし用に見せかけよう。あー。部屋着から服に着替えるの面倒くさ。
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