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説明文

DCのワンダーウーマンは高貴な一族(神というより神話的か)出身だった。現世に降りても世間知らず。でもそのことで彼女はプライドを傷つけられることはない。キャプテンマーベルは庶民出。キャプテンマーベルはあまり喋らないくても、その顔や体型から私たちの一人であることを語っている。彼女の過去は男から抑圧されて、それをはねのけて軍のパイロットととなり、その結果、運命により異星人の物理的パワーを手に入れることになる。男は武器を捨ててイーブンな形で彼女と戦うことを求めるが、彼女は男に「イーブン以上であることを証明する」ことを事も無げに拒否し、彼女の最強の武器で男を敗北させる。考えてみると、この映画には男が男を満足させるシーンはない。スーパーマンの時代から、男のヒーローたちが結果を出せず悩む時代が続き、それに対して今はスーパーウーマンが男をやり返す時代なのだろうか。というよりキャプテンマーベルはスーパーマン風だ。圧倒的なのだ。その過剰さがスーパーマンがそうであったように庶民的(大衆的というよりも)だ。男に口や結果でやり返すのではなく、あまり語らず、人知を越えて、地球を壊してでもどこかへ飛んでゆけるハート。庶民を黙らせるのは力だ。最近のヒーローが悩んでいた、レールの上でのレースや拳の喧嘩じゃない圧倒的な力、男に文句を言わせないヒーローとしての超越性がキャプテンマーベルにはある。だからどうか、お願い。これからも悩まず空を真っ直ぐに飛んでいってほしい。トランプが君の首にしがみつき、助けられたことに感謝しながらホワイトハウスに飛んで帰るシーンが見たい。それか、どこかの女CEOの腰(尻じゃなくて)に蹴りを入れてほしいです。ミッキーもディズニーにそれ、お願いして。 あと、スタン伯父さんの冥福をお祈りいたします。
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