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孵化

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  • 5:10
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歌詞

何を求めるわけでもなく 孵化するその日を待ち侘びている どうやら自分には 羽根がないと知って それでも空に焦がれ鳴いている 嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に その向こうの景色が見たい 腫れた目蓋で朝日を待つ 直ぐにでもこの喉を潰して欲しい 溢れた滴の その中に そっと 紛れ込んだ核心に気付かぬまま 日々の隙間を縫い合わせて その日がくるまで話をしよう 浅ましい過ちも 崩れるほど重ねた嘘も 繋いで傷口に触れよう 隠したその手首に触れるよ 薄らいで行く意識の壁に凭れて やがて迎える夜に怯えた カーテン越しのくたびれた街で あなたの横顔を捜している 日々の隙間を縫い合わせて その日がくるまで話をしよう 決して裏切ることなく夜を越えるよ 逸れた群れには手を振ってやろう 繋いだ傷口が 芽を伸ばし痛む朝が来ても 別れを告げるべきではないな 暮れゆく空の向こう 羽根が無いなら歩いて行けるよ 躓く痛みを知るだろう 溢れたその滴の意味を 嗚呼 葉を枯らした木が朽ちる前に その向こうの景色が見たい 孵化した心で 君に触れたい

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