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五月病

Track by狐火

91
1
  • 2023.03.15
  • 4:08
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歌詞

五月の空の尾伸ばす鯉の こんな泥臭い田園頭上の 吸い込んだこの先空割り 飛ぶよう泳ぐ あの日、願った将来に立ち 人(祖父母)に心配をかけるという 事は その人(祖父母)の人生を削るという 事 でも、人(孫)を心配するという事は その人(孫)のためなら自分の人生を 削るに値する 24才、就職してた会社を辞めて 東京で音楽をやろうと上京する時に ばあちゃんは目に涙をためて言った 「お前の事は生まれた時から 一番知ってる 東京で音楽なんて無理だ お願いだからそんなバカな事は 止めてちょうだい」 もしいつか自分に孫が出来た時に オレも同じことを言うかもしれない でも、それは 孫を否定したいわけじゃない 成功するにしても この道は茨だから もっといい人生はあるはずなんだと 思う 孫には自分よりも安全な道を 譲ることにすると思う 人を騙すくらいなら 騙されていた方がいい じゃあ、 最後の最後騙す側にまわり言う 「大丈夫」は 100歩譲ってやさしさか二度見 心配してくれた人に 「ほら言った通りじゃない」 なんて言わせないためだ 心配事の一番上の 棚にずっとおいてくれた でも、棚から顔出す牡丹餅みたいに 苦労せず思いがけずやってきた 幸運だ だから、心配はいらない 20年過ぎたけど 賞味期限はまだある 「誰でも出来る 仕事だからお前に頼んでる」 自分にしか出来ないと言い聴かす 五月の空の尾伸ばす鯉の こんな泥臭い田園頭上の 吸い込んだこの先空割り 飛ぶよう泳ぐ あの日、願った将来に立ち 人(親)に心配をかけるという事は その人(親)の人生を削るという事 でも、人(子)を心配するという事は その人(子)のためなら自分の人生を 削るに値する 反吐が 出る様なきれいごとをさらに 飾りつける縁の下 喜怒哀楽 詩を跨ぐ白紙 紙飛行機飛ばす祖父の面影 塩と砂糖を間違えた甘いギョーザ 消化しきれない 思い出に色付ける 畑の隅に根を 張るいつかのカーネーション 100まで数えあがる風呂 何匹目の羊が連れてく夢の中 どこへ向かって鳴く夜烏 声枯らす蛙と夜明け知らせる鶏 自問自答を吸い込んだコンクリート 細くなった喉に詰まらせた言葉 苦労なんて微塵もない 茨さえ踏まずにかきわける 棚を覗く度 おいてある あなたからの牡丹餅 大丈夫絶対に、 オレここまで運だけで来れた 大凶も枝に結ぶ前に書き換える 小吉に でも、自分の気持ちにだけは正直に 今度帰る時はお土産にまた牡丹餅 五月の空の尾伸ばす鯉の こんな泥臭い田園頭上の 吸い込んだこの先空割り 飛ぶよう泳ぐ あの日、願った将来に立ち 人(あなた)に心配をかけるという 事は その人(あなた)の人生を削るという 事 でも、 人(あなた)を心配するという事は この人(あなた)のためなら 自分の人生を削るに値する という事

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