君はひとりの夜を知らない 誰もいない世界の静寂 プラスティックモデルの パーツみたいに 心の奥まで組み替えられていく 欠けたピースがどこかで揺れて 不確かな形を重ね合わせる プラスティックの夢を抱えて 動き出す私の小さな軌道 閉ざされた夜の中で描かれる 終わりのない青いライン 完成しない私の物語 天井に浮かぶ霧の影 組み立てられるたび纏う輪郭 どこにも 行けないプラスティックのパーツ 繋ぎ止めるのは透明なフィルム 仮初めの形が美しいほど 壊れる瞬間を待ち続ける プラスティックの夢を抱えて 動き出す私の小さな軌道 閉ざされた夜の中で描かれる 終わりのない青いライン 完成しない私の物語 手の中で回る欠けたパーツ その意味さえ知らずに触れている 仮初めの存在が美しいなら このままでいいと思ってしまう プラスティックの夢を抱えて 動き出す私の小さな軌道 閉ざされた夜の中で描かれる 終わりのない青いライン 完成しない私の物語
