流れ行く水色の空が 薄い茜に暮れる 鈍色の街は 目もくれず前に進む 先の見えない道に 歩き疲れた日には 会いに行こう やわらかい空気 ぼやけたオレンジ 蜃気楼の向こうよりも まぶたの裏を見つめてる 夜は更けるけど 今日くらいは 気づかないふりをしよう 淡い光には 思い出を浮かべて あの日の恋が 頬を染める 暗闇を照らす丸い月が ゆっくりと空を昇る 鈍色の街も ふと気づいて見上げる グラスの音 笑い声 暖かさに微睡む ひとときの夢を見て 優しくなれる 蜃気楼の向こうよりも まぶたの裏に映ってる 時は過ぎるけど 今日くらいは 振り返り笑い合おう 更ける夜の中 思い出に揺られて オレンジの灯が 時を染める 夢を染める