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判決を待つ受刑者のような瞳で

1,473
12
  • 2012.04.11
  • 3:47
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歌詞

燃えるようなアスファルトの上 漂ってる 揺らめく町の景色それは蜃気楼 動かなくなった老人死人 さながらに 徘徊する時は躊躇いを重ね 過ぎて行く 探さないでくださいと書き置いた 履歴書 引きずるデニムの裾は 地上から数センチ浮いている 判決を待つ受刑者のような瞳で 逃げ遅れた獲物は 安らかな眠りを探している 右手にかざした勇気はもう乾涸びて 左手に抱えた愛情は砕け散ったまま それでも捨てきれないこの存在は なんだろう 果てのない真ん中で微かに 震えたまま 一斉に鳴きだしたそれは セミなのか鳥なのか 羽を持つすべての人々を見下すもの ここからぼくがいなくなれば それでいいんだろう 誰もいない世界には 何も語ることはない 夕暮れは暗闇に滲む オレンジ色のインク 知らぬ間に愛を覚え愛故に傷ついて 落とした涙の毒は海に垂れ流されて すれ違う者は皆 エキストラのように霞んでゆく 悪いのは全部ぼくのせいだなんて 言わないで 笑えないのは君のせいだなんて 思ってない 黄昏に浮かぶ鳥の群れを見上げれば 誰の物でもない溜め息は 溢れるだろう 右手にかざした勇気はもう乾涸びて 左手に抱えた愛情は砕け散ったまま それでも捨てきれないこの存在は なんだろう 果てのない真ん中で微かに 震えたまま

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