日なた

歌詞

いつもなら笑い飛ばせる事なのに なんか今日はうまくやれなくて でもやれなくたっていい やらなくたっていい 今日はそんな気分なんだ 傘の中こぼれ落ちた つま先を濡らす水たまりにも 気づかないように 傷つかないように かさぶたになった傷あと 思えば 春、咲くことを知った 向かい風はとうに止んだ いつだって 叶わないことばかりなのに 願っているんだ 僕らは夢を見ていた 何一つも変わることはない、ねぇ いつかの土砂降りの雨あがりに 僕らは 陽のあたたかさを知る 踏み外すことの怖さ 疑う声も聞こえないくらいに 叫んでみせた強がりはただ 苦しくなって枯れてしまうから 風に飛ばされそうな 小さくなった体を 抱き寄せてくれたいまだに 覚えているあの温度を 僕らは夢を見ていた 何ひとつも変わることはない、ねぇ 震えた手に重なる手 あぁ、 確かなぬくもりを感じていたんだ 響く足音の中に 悲しい音があるのなら 数え切れないくらい貰ったから 雨はあがったよ ほら一緒に傘をたたもう 歳を取って 大人になってあなたの優しさを知る 懐かしい匂いの追い風に乗って僕ら 冬を越えてまた春を目指す 僕らは夢を見ていた 何一つも変わることはない、ねぇ いつかの土砂降りの雨あがりに 僕らは 陽のあたたかさを知る ただ自分を信じながら踏み歩いて 行く