今目の前に山のような 見たこともないごちそうが 報われる日がいつの日にか 必ず来ると信じてた 堪えきれない気持ち抑えて この手を伸ばしかけたとき 色とりどりのお皿とともに わたしの夢が褪せてゆく 今目の前に山のような 数えきれない金と銀 これまでの苦労いつの日にか 実るはずだと信じてた 堪えきれない気持ち抑えて この手を伸ばしかけたとき 色とりどりの煌めく石が 目覚めとともに消えてゆく 今目の前に山のような 人人人の人だかり 世界中からいつの日にか 認められると信じてた わたしのことを一目見ようと 固唾を呑んで待っている 明かりが落ちて幕が上がって さあいよいよで目が覚めた 念には念と何度頬っぺを つねってみても痛いので 今度こそはと喜んだのに やはりいつもの夢の夢