今すぐ君をその場所に連れて行くよ 小さな君に会いたいから たくさんの苺を持って行こう ゆっくりと歩いてみよう 悲しい時や ひとりの時間には 空と会話するベッドになり ひだまりの樹に包まれて 大きくなりたいと思ったあの頃 景色はすっかり変わったけれど 眼を閉じれば 樹のささやきが匂いが 悩みもがいて大人になった私を見て 小さな私はなんと言いますか 全ては必要なことだよ大丈夫よ ゆっくりおやすみ キツツキがドアを叩く 大人になった私が見えてますか? 少しは綺麗になったかしら? 思い描いた夢とは違っているけれど それなりに楽しいわ 丘に登って見渡した街 思い切り深呼吸して笑った 幼い山道で遊ぶ時迷わぬように リボンをつけて歩いた 小さな手 今この道を歩くときも印をつける この場所で約束する 小さな君も今の君も まるごと全部 包んであげるよ 今はあなたが ひだまりの樹