眠れぬ街に雨が降る 光る歩道に影が映る 「さよなら」も言えなかった 胸の奥、震えている、ああ… 時間って…やさしくないね 触れたあなたの指の温もりは 夜風に溶けていく 忘れたいのに、まだ愛してる 濡れたコートの襟を立てて 見守るのは街灯だけ あなたの声が耳に残る 過去に閉じ込められて 時間って…やさしくないね あの瞳に映らなければ 私は通りすぎる雨みたい 流れて消える、でもまだ愛してる 絡まった記憶、解けないまま 濃紺の迷路に迷い込む 星のない空に問いかける あなたは今どこにいるの? 時間って…やさしくないね 触れたあなたの指の温もりは 夜風に溶けていく 忘れたいのに、まだ愛してる まだ…愛してる…
