足音がする 冷たく伸びた白い影 無色透明だ 街に溢れる音、言葉も 土砂降りの日も頬を伝う白い雨 水滴は無感情に アスファルトに染み込んでいく 霞がかかり白くぼやけた太陽の光 色のない虹を追って だんだんと褪せていく瞳の色 喧騒の波にただ流されて 曇りはいつも通りさ すべてが駆け足に過ぎ去る 夢の中で 誰かに追いかけられるかのように 真っ暗闇に ランプの灯り 見えない時ほどに気付くこともある 水滴の中に 虹があるように トリックアートみたいに 隠れているもの 七色の虹を越えて 鮮やかな青や赤や黄色 色のついたその世界で踊りましょう 望めばこんな綺麗だ 音や言葉、歌や映画、 日々の喧騒でさえ その世界で踊りましょう 七色の虹を越えて 七色の虹を越えて
