パラレリズム

歌詞

平行線、三番線のメイデイ。 巡り会う。 点と点で 結んで 開いて嚆矢した。 無為無聊の論理なんて飛んで行け、 ラルラルラ！ 幻想的、或いは現実的、 鎮具破具のBGM。 既視感に飽和した間違いを 違和感と呼んだ僕の羅針盤よ、 踊れ！ 合図を待ってる。 海の底、寂寂と待っている。 花束は、塵芥と化している 修羅の机上で何を想う？ パラレリズム、廻る廻る。 此の儘夜が訪れても。 目眩が散る塵籠から、 慶福の最後を描いている。 僕らは只、 夢の中で味のない日日を 噛んでいる。 針の刻む音が鼓膜揺らす前に、 左様ならのワルツのせいにして、 シークレット。 衒って悲劇に酩酊。 毒食らう延長戦と相対して後悔して 二番線、 踵を踏む蹉跌に躓いて踊れ！ カッコウが鳴いてる。 針の上、メロデイを鳴いてる。 其の羽根を使うことなく、 僕に何を望んでいる？ パラレリズム、巡る巡る。 此の儘僕の身が爆ぜても。 非道く脆く歪む春を、 永遠に繰り返している。 僕等はまた、 気づかぬ間に鮮やかな色を 愛している。 針の刻む音が花枯らす前に、 零に成って一・二・三！ パラレリズム、吐き気がする。 夢か現かも覚束ない。 絵具の中、春を溶す。 生活を青に燃やす迄。 パラレリズム、廻る廻る。 此の儘夜が訪れても。 駅のホウム二つ目から、 絶対の最後を描いている。 僕等は未だ、 日日の中で意味のない夢を 噛んでいる。 針の刻む音が睡る其の前に、 左様ならのワルツのせいにして、 もう全部消し去ってシークレット！