相合傘

歌詞

珍らしく天気予報通り 雨の猫街商店街通り クチュ クチュ チューインガム 噛んで チャプチャプ 相合傘楽しみ 蛇の目に黄色のレインウェアそして 時折 時間気にしては 吐息の霧 擦り抜け キミの待つ駅まで シェルに飛ぶ 雨粒蹴る スーパースター スクーター走り去る スケッチの街で キミを噴水越しに ボクは 黙って 見つめてる 朧げな夢が渦巻く 影法師のない世界は 見ろ かつての憂鬱と昂奮が包む 闇と雨粒の銀河さ キミはそんなコト知っちゃないさ 影法師のないボクと 寄りそうキミがいた ザー 雨が周りの音を消す ザァザァ降りになりそうな夜です 真っ黒の染みが広がる街 ヤァ 相合傘道行き キミの冷たくなった手を 何気に握るボクは こう感じてる キミの濡れた濡れた髪に ボクの歩みも乱れるよ こんな夜は ビービードロドロ ビードロの お弾きコロコロ拾うキミの 仄かな香りに 立ち眩み してるボクを余所にキミは ネェ お弾きなんか覘いて どうしたっていうの? 「さぁ早く ささ中に入りなさいよ」 ボクの声 下水に流れ込み 何だかキミは途惑ってるんだ ネェ ボクは どうも 風邪を引いちゃったらしいんだ ホラネ 嘘じゃないだろう 『路面電車は浮んでくよ 銀河へ…‥と』 ネェ ホラ嘘じゃないだろう ウソデヌリカタメラレタペテン師の どうでもいいよな ジョークさ ナンチャッテ 夢が途切れた この虚しさっていうの? ザー雨が過去を洗い流す 1分前の過去 2分前の過去 ザァザァ 2人肩寄せて歩きだす 笑い声だって生れるさ キミの笑い顔から零れた歯は とても カワユイので‥‥いや よく見ると 糸引く唾液に エロチック なんて言葉思い出す こんな夜です "私は お前に こんなものをやろうと思う 1つはゼリーだ ちょっとした人の足音にさえ いくつもの波紋が起り 風が吹いてくると漣を立てる 色は海の青で 御覧その中を いくつも魚が泳いでいる" キミの胸に顔をうずめて 好きな小説の一編 想い出し苦笑い クスクス頬擦り フワフワ ランデブー楽しみ 暗闇に浮んだ キミの体はまるで 火星の火星の運河さ キミはそんなコト 知っちゃないさ ボクだって 何にも解っちゃないんだ 影法師のない自分を演じてる ボクに 徐々に 徐々に 覆い被さるのは キミの顔 それから 熱い口付け ボクの目を覘き込んで 何か言いたそう でも一寸静かにしよう 窓硝子 叩く 雨音 又 少し強まってきたみたいだから ザー雨が周りの音を消す ザァザァ降りになりそうな夜です 真っ黒の染みが広がる街 ヤァ 相合傘道行き 暗闇に浮んだ キミの体はまるで 火星の火星の運河さ キミの黒い黒い下着に ボクの眠りも乱れるよ こんな夜は