四角く切り取られた マドの向こうの光に 視界奪われて 思考は止まって 満たされてはいないような だけどカラッポでもないような いずれ月日は経って 老いてゆくだけなら 次の書き出しは知らずにページを 捲るから その手で拓かなければ話は 止まったままなのさ 夢見た未来とは少し違ってたけど 誇らしい過去にして紡いで来たから あの教室から始まった物語はまだ 幕開けたばかりさ だから行くんだ 見えないフリをしていた 誰かを羨んでいた 本当は認め合って 笑い合っていたいのに 思えば良くないことばかり付箋を 貼っていた 振り返ることだけでは話は 止まったままなのさ 明日を照らすライトは少し 頼りないけど 刻まれた足跡が背中を押すから 溺れそうな日々にもがくほど飲み 込まれそうでも 手を伸ばす誰かが そこには居るから 夢見た未来とは少し違ってたけど 誇らしい過去にして紡いで来たから 夢見た未来とは違う夢の続きを 輝く歌にして紡いでいくんだ あの教室から始まった物語はまた 面白くなってきた だから僕は歌うんだ