YOMI

歌詞

恨みと闇淀み底に 怒り溜まり光は無い 暗い暗い洞窟の向こう岸 氷の如き号哭慟哭 茫漠寂寞行列を成す 蒼黒とただ消滅を待つ 双玉濡らす網膜脆く 盲目遠のく蝋燭は見えず 装束が燃える感覚は癒えぬ 金色に揺れる癇癪は絶えず 炎熱を帯び歪んでく景色に えんえん泣く 猛火の中裸の赤子を抱く 我が子から止まぬ火の粉が散る 体絡み殊に秀処に灯り 元に戻りえない程に傷み 床に弱り望み薄い この身どこに放り 黄泉に向かい ここに独り泥に座り 光閉ざし今に至り そこに一人の君 殿に歩み寄り 我に話し掛けに来たり 見るに愛しき兄の顔に 想い余り頬にほろりほろり 瞳濡らし しかし遅い黄泉竈食 領く神と話して すぐに戻るからと閉ざして ずっとここにいてね交わした ただ待っててほしいと伝えた 真っ黒な闇に浮き出た 真っ赤っかな炎が照らした 真っ青な顔を見つめて 約束はビリビリ破れた 腐り歪みウジ這い回り 恥をかいたこの腹いせに 千頭ばかり縊り殺し 引き摺り下ろすは黄泉の国