ひとりぼっちの世界が ふたつ、みっつになって かさなって、大きくなって、 ともに笑顔がともる 零れそうな 心の角にマルをつけた 日々を摘む きみと、また歩いてゆきたいから 互い違い ふたつの影 足しては引いた 消えそうになって 手を伸ばして躓いた 転がった先にあった あの日の 柔らかい芽(眼)が まだ生きている、揺れる― 紙で、描く想い 軌跡も言葉も 届け きみの果て 空の果て 不思議、また 暖かくなった 綺麗なカタチになれなくても 繋いだ日々を、 もっと繋いでいたいから 角で結ぶ点と線、 囲んで繋ぐ “緑(円)” ほらきみがいる、世界になった 固く冷たい氷みたいに感じたものが やさしい光に つつまれて 溶けていった 茂みにかくれて見えなかった 森の轍が いまはたしかに見える まぶたに映る 心のゆらめき きらめく景色、オーナメント うつくしく 舞い踊っていた 三思、からまった 日々のツタを解かしてゆく 季節過ぎ去った 想いに向かう様に… たがいに別々の知らない道を 歩いていたことも大切にしたいから バラバラに見えていた 空間も時間も キセキが繋いだ、ひとつになった 同じカタチになれなくても 同じ景色、同じ日々、 繋いでゆきたいから―! 点も線も縁も 三も四も繋いだら 笑顔のカタチ きみがいる、世界のカタチ ひとりぼっちの世界が ふたつ、みっつになって かさなって、大きくなって、 ともに笑顔がともる 零れそうな 心の角にマルをつけた 日々を摘む きみと、また歩いてゆきたいから