ふるきを たずねたくて ひとり きました こきょは しずかなあめのなか やさしく むかえてくれました いつか あなたと あるいた さがののあたりは ひとかげもなく こいを なくしたこころに そっと かたりかける こいぞ つもりて ふちとなりぬる こいぞ つもりて ふちとなりぬる とおく まんようのむかしより ひとは こいに いき こいに きずつく みおくれぬように あなたを想う よみびとしらずの こいうたが ときのながれをこえて わすれようとするほど あなたを おもいだす こころを みつなす あやにしき みだれ ちりゆく もみじのなか あらしやまは いまがさかり けせない こいのあかし ひゃくねん いや せんねん あなたのことを おもいつづければ わたしのこいは あなたのもとへ とどけられるでしょうか いきさきも しらぬ こいのみちかな いきさきも しらぬ こいのみちかな ながからんこころもしらず くろかみのみだれ けさは ものをこそおもえ こいぞ つもりて ふちとなりぬる
