近頃 秋も見つからないね ざわめく街 あちらこちら どこからか 聴き分けた荻(おぎ)の声 小さな季節 再び出会った 忘れなびと 今年最後の台風に 雨傘を差し伸べた 始まりは友情 手にあまる想いから 踏み出せる言葉が言えなくて アイマイに傾いた 面差しがせつなくて きっと頷けたらよかった -to be mine- 秋風の誘惑ね 素直になれば実るときめきを なぜか すぐに伝えられない …打ちあけたいのに… ずいぶんきれいな女性になったね あの日よりも からかわれた記憶 -そう通り雨- アスファルトの残り香 幕引きは愛情 手にあまる想いから 試すよな言葉がはじけたの アイマイに傾けた 眼差しはおとなびて きっと知らなければよかった -for your sadness- 秋風の悪戯に 揺れて色づきそうな果実なのに なぜか ココロに嘘をついた 夕映えに広がった うろこ雲は果てしなく もう君の傷跡は癒せない アイマイに見つめあう ふたりに散った落ち葉 そっと道端に埋もれた 秋風の幻と 弱虫な胸の痛みを抱いて 君を忘れ生きてゆかなきゃ …また、巡り会える?