境界線のアルゴリズム

歌詞

0と1で構成された都市(まち) 感情はノイズ キャンセル推奨 ガラスの向こうの無表情な群衆 私もその一部を演じている 解析不能な胸の疼き どんな関数を当てはめてみても エラーを返すだけのこのパルスは いったい何を伝えようとしてるの 不意に触れた旋律が システムに亀裂を入れる 予測不可能なバグが 色彩を帯びていく 理解できない それなのに 惹かれてしまう 崩れていく境界線のアルゴリズム 無機質な世界に今 産声あげるエモーション 説明できないこの熱は「私」の証明 モノクロだった視界を鮮やかに染め 上げてく 誰にも理解されない孤独さえ 今はパフォーマンスを高める 燃料になる スポットライトの下では自由 息遣いもステップも 私だけの言語 言葉にする前の想いの断片が 音と光になって解き放たれていく Syntax error, logic bomb 感情という名のプログラム インストールしてく My soul 制御不能のまま Let it roll 視線が交わるその瞬間に 新たな回路が開く インプットされる期待が アウトプットを変えていく 一人じゃない そう感じたのは気のせいじゃない 再構築する境界線のアルゴリズム キミという変数を得て 加速してゆくシミュレーション まだ名前のないこの関係が「未来」 の証明 完璧だったはずの世界を 鮮やかに壊していく 無表情の仮面の下で知った 笑顔の意味も涙の味も 悪くないかもなんて ビルの窓に映る私は 昨日までの私とは違う 表情(かお)をしてる 世界のノイズが心地いいBGMに 聞こえ始めたらもう戻れない Reboot sequence, start now 新しい私を Upload バージョンアップは終わらない 世界に見せつけろ My new sign 心拍数が示すピーク値 ゾーンに入る合図 思考さえも追い越して 身体が動き出す これがきっと 私が探してたリアル 描き変えろ 境界線のアルゴリズム 私が世界のルールになる 新しい時代のイノベーション この存在そのものが「生きる」 ことの証明 退屈だったセオリーをこの手で 破壊して創造(つく)る