眩ゆしあちこち 見惚れちゃってうっとり 夏のせいなんて思うけど 浴衣に簪 嬉しくってしょんぼり だって美しすぎるから 山頂は水面に酔いし ただし鬼気迫る 熱は衣越しに感じる 生々しいほど 特別でしょ とろけちゃうでしょ 真昼の夢 海月のような とっておきでしょ もうとりこでしょ 忘れないでよ この快感を うつろい短し 下駄の音にちょっぴり なんだかぎゅっとなっちゃうけど かすかに心に穴が空いたぽっかり さよならするのはつらいけど 遠い宇宙への旅みたいでしょ 丸い地球の心臓の音 本音の奥のもっと奥ほど 忘れないんだよ その瞬間を 眩ゆしあちこち 見惚れちゃってうっとり だって美しすぎるから 特別でしょ とろけちゃうでしょ 真昼の夢 海月のような とっておきでしょ もうとりこでしょ 忘れないでよ この快感を 打ち明けてよ 話がしたいわけじゃない 骨の骨まで 時を止めて