時間の中に有限の中に 全ては生きていて人もその通りで その間ずっと夢に魘されて 命が終わるその時まで 目を覚ますことはない 罪で積み上がったこの遊星の上で 理由もなく命を叫んでいる その眼に光る輝きは 宿った赤い炎は きみがきみだという証だから どんな苦しみや痛みにさらされても 失われることはなく 煌めくだろう 激しく回る車輪は進まない その真ん中に立っているのが 自分だった 人は現象でしかなくて いつかなくなってしまうけど きみの意志だけは根を張り脈打つ 嘘で塗り上がったこの瓦礫の街で 確かに在るきみを歌っている その耳に響くメロディは 鮮やかな音色は きみの場所を示す合図だから どんな憎しみや悲しみに惑っても 鳴りはためくその音が導くだろう 救いのないこの世界で 意味も理由も曖昧なまま そうさ ここにいたこと 生きていたこと 記していくんだ 凡ゆる時を超えて 繰り返される再生 その中で確かに息衝くモノ たったひとつだけ確かなその心が きみの中に生きられれば その胸に刻まれれば それだけでいい