償い

償い
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LYRICS

作詞:さだまさし

作曲:さだまさし

月末になるとゆうちゃんは
薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へ
とび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみて
みんな貯金が趣味の
しみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても
ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり
僕だけが知っているのだ
彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ
哀しい過ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった
彼はその日とても疲れてた
人殺しあんたを許さないと
彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床に
こすりつけるだけだった
それから彼は人が変わった何もかも
忘れて働いて働いて
償いきれるはずもないがせめてもと
毎月あの人に仕送りをしている
今日ゆうちゃんが
僕の部屋へ泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら
彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えて

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