オレンジ色の空 遠く長い影が伸びてた アスファルトの上で 踊る踏みつけられた落ち葉 それを見てた ただ眺めてた 君の気持ち気付きながら 何も言ってやれずに 君の瞳の中映る僕のゆがんだ顔が 僕を引き裂いて行く たとえばそれが たとえばこれが もしも間違っていても 僕は言葉の 僕は心に 小さな船を浮かべて 今ここに在る 今感じてる それだけが確かなもの この温もりが輪郭のない ぼやけた月の下で揺れている いつも 忘れたわけじゃない すぐに信じなくなっただけ 急にまた目が覚めた 心が傷つくその音で そしてまた目を閉じる たとえば君と たとえば雲の上を歩けたとしても 僕は言葉に 僕は翼を付ける事はもう出来ない 今ここに在る 今感じてる それだけが確かな事 この悲しみが輪郭の無い ぼやけた月の下で揺れている ずっと オレンジ色の空 遠く長い影がのびてた
