AWA

虚構

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  • 2021.09.25
  • 5:25
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歌詞

廃墟のビルを走り抜けた ガラクタと産業廃棄物をかき分けた タイムマシーンの形が 交わぬ僕らの未来の先を暗示する ようだった 「電線や、生ごみを漁る灰色の 顔した機械」 横断歩道から信号が変わるのが 見えた 向こう側に立ってる 人影を目指 して歩いた その人影を捕まえようとした時に 場面が変わって ノイズと雑音が 耳の中をこだま した 天井のシミが やけに不気味で 薄笑いを 浮かべた 追い払っても追い払っても 虫は腕を這い続ける その感覚だ けがやけにリアルだった 咳払いで全部消えた 映画のラストシーンの様だった 子供の頃の夕焼けの散歩道 目を 瞑ったって また明日は来た何れ誰かが抱きし めてくれるなら どんな胸の痛みも耐えられた膝の 傷は癒えなくても この足の下に道が続く限り いつか その道の先に待ってるものは 正しくて、幸福で、涙が流れた いつか読んだ漫画の主人公が自分と 重なる だけどそれはぜんぶ半笑いの虚構だ った 鈍くなってく腕の皮膚感覚と やけにうるさい耳鳴り 遠ざかっていく音はやがて ループして 始まりの頃に聞いたあの音になる 忘れかけてた景色が また目前に 広がって眩しくて 思わず目を閉じた かざした 手のひらの感触が あまりに リアルで失っていた現実感を 取り戻した目を開けた 身体を起こした 上空を見上げた 叶わなかった夢がみえた 帰れないはずの場所にいた 死んだはずのあの人がいた 伝わらなかった言葉を また口にした それが今なら伝わると思った だけどそれはぜんぶ半笑いの 虚構だった それが世界の全てだった

4曲 | 2021

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