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新聞

Track byNakamuraEmi

2,197
14
  • 3:34
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歌詞

画面の文字を見ながら 見えない相手を想像しながら 仕事はどんどん進んでく 珈琲もどんどん減っていく パソコンのキーを打ってたら 笑いながら母親が言った 「ネズミの足音みたい」フッと笑っ て手が止まった 当たり前のこの音に 埋もれていた 夜明けに滴る雨の音 カブの音とポストの音 なんだか特別に聴こえて ぐしゃぐしゃな顔でポストを開けた ビニールがかかった新聞 びしょ濡れで届けてくれたんだろう たったそれだけのことさ たったそれだけのことさ なんか忘れてる気がした 大切なこと 好きな人の家に電話かけて 誰が出るかわからないあの緊張は覚 えてる 行きたい場所へは地図であらかじめ チェックして 時刻表はお財布に入ってて あとは道を尋ねれば行けた 待ち合わせの時間に来なかったら 先に行ってるって駅の伝言板へ 電車で綺麗に小さくたたんで新聞読 める人が なんかかっこよかった どんどん便利になったから どんどん面倒が溢れて でも全然人の心は いつまでたっても便利にならない 「教育」の線引きの多くは「体罰」 となり始めた ご近所と顔馴染みだった時代 人間関係に悩む時代 あれ あれ? その境目をこの目で見てた あれ あれ? 「大切なこと」 料理みたいな ラジオみたいな レコードみたいなものかな 部屋には1人なのに誰かに触って話 したような 手紙みたいな 新聞みたいな 万年筆みたいなものかな 1人なのに誰かに触って話したよう な 携帯がない そんな時代 知ってる最後の世代かもしれない 手間はちゃんと真心になる そんなこと思いながら ビニールをとった新聞は 読み終わるとうちの猫のおやつを置 くお皿になった

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