だれもいないこのへやのなか ぽつんとひとり すたんどつけてあめのよるに きみをおもう すれちがいのぼくらには なにがかけただろう おもいでたどりぬくもりさがし ねむれないよ ろっくとじかんとこさめのおとが ぼくのむねのぺんだんとに まるでこえをかけるみたい めをとじたら・・・ ひとりぼっちのへやのなかは なにものこってないけど まどのわくにおもいでをすらいど いろあせたすけっち きみのたいせつなたいぷらいたー たなのすみにあるよ かたかたとほそいゆびでうつ ふたりのなまえ つかれきったこさめのよる きみはせなかをむけて べっどにくるりぬすおうなこえで 「しにたい」といった いのちをかけてまもっていくと てをにぎりあいをちかったけれど ときはいたずらをしかけてくる すましがおで このへやをかたづけている ぼくはどこへいこう てにもつひとつだけかかえて とぼとぼとあるくよ だれもいなくなったへやには べらんだにさいた なでしこのはながいきていた きみだけがもういない まどのわくにおもいでをすらいど いろあせたすけっち
