フラッシュバックしている ボクの存在価値が 息を吐く毎 色褪せて 置いていかれる 泣き虫なキミの 頬を伝う軌跡を 掬って戻りたい 一瞬でさえも 一つ一つこぼれ落ちて行く 底が空いた砂時計みたい 知っているより遠い世界だ どこまで来たんだろう カーテンが滲んでいた 泣いてるのはボク ほら「キミノオト」さえも 聴こえなくなって 今は眠りにつくだけだ 虚しくて苦しくて ただ そんな感情さえも消えていく <♪> 白いイヤフォンから 過去が漏れて流れてく 口ずさむ音は 違和感だけ 黒い海へ 沈んでった 泣いているのは 僕 もう「キミノオト」さえも 聴こえなくなって 今は忘れて行くだけだ キミだけをそうキミだけを ありふれた息を吐いた <♪> 僕と過去のボクに 引っ剥がされた 白い白い無機質な海で "僕"はやっと浮上してきたよ 失礼だと感じていますが どちら様でしょうか 紅涙が 溢れてた 泣いてるのは 何故 ほら知らないアナタ 頬を伝う軌跡を 掬っていいですか 暖かくて 懐かしくて あぁ 何がボクを揺さぶるんだ