あわいくちびる いくえにもひいて かがみのなかの しょうじょはこいをする はるをまたずに もぎとったかじつは ふいをつかれて ひよどりにもちさられた こいにこいする そのほどに ないものねだり そのたびに なかはらすめるめが うれいかおになる そらのあおのふかさ なびくくものゆくえ このはがゆれるいみ きみはまだ わからないだろうね あわいくちびる ひとふでひくたび かがみのなかで そのこつをおぼえ はるまつあいだ むいしきのうちに きれいになってく そんなきみのせなかを見る こいにこいする そのほどに ひとみがうるむ そのたびに ほおはくれない こいのもどかしさ いざようつきのよる つばくむしのこえに えもいわれぬことを しるときは ずっとあとだとおもう そらのあおのふかさ なびくくものゆくえ このはがゆれるいみ きみはまだ わからないだろうね
