朝日が昇る頃 川に立ち込める 白い霧の中 静寂に包まれる 頬を刺す風が痛い 帰ろ どこへ帰ろ 忘れた帰り道 霧に飲み込まれた 手を引いてくれる人は 誰もいない 頼れない 水鳥があの日の俺を連れて行った 何処か遠く 連れて行った あと何度あと何度 会えるかなんて分からぬけど 離れた時間と距離も越えて 此処から 想っているよ 何度この道を通り過ぎていったの 湖の水は川へやがて海へ流れ 流しきれぬ感情はないか 掘り起こして何になる 頬を伝う涙と共に捨ててしまえ 拭ってしまえ いらねえよ 行かないで 行かないで またすぐ会えると思っていた いつかはいつかの あの場所でまた あと何度あと何度 会えるかなんて分からぬけど 離れた時間と距離も越えて 此処から 想っているよ 霧が晴れるその時まで