タクシーの窓に映るネオンが まるで君の涙みたいで 飲みかけのカクテルも 味がしない あの夜を思い出すだけで苦い 変わっていく現実に置いてかれてる 手を繋いで歩いた道 今は違う誰かと歩いてる 何度も塗り替えた記憶の上 Still, you're the only one I see 夜に溶けた名前を呼び続けて 返事のない空に口づけした 「愛してる」って 言えなかったくせに いまさら何を願ってるんだろう 君がいない世界に慣れたくないよ いつも座ってた窓側の席 ひとりじゃ広すぎると知った 隣にいた頃は気づかなくて 当たり前がいちばん残酷だ 夜に溶けた名前が胸を刺す 今もあの声が耳にこだまする "Don't forget me" 聞こえた気がして 深呼吸しても消えやしないよ あの日のまま、君は時を止めてる 夜に溶けた名前をもう一度だけ 呼ばせてくれるならそれだけでいい "Goodbye"じゃなくて "See you again" 嘘でもいいから言ってほしかった 君のいないこの夜が終わらない
