風に描いた 一筆の想い 耳を澄ました 君の声探して 灯る明かり 沈む光 祭囃子 ざわめく街 僕を誘う 音の波が 拒む心 見つめ返す 一人佇む 夜の真ん中で 誰も見えない 静けさを求めて 明けない空が来て 終わればいいと 望んで 伸ばした手 すり抜けた 誰かの言葉さえ 知らないフリで 塞いだ眼に映る 夢の跡 伝い落ちる 月と花火 迫る闇に 溶けるノイズ 君は微笑む 夜の真ん中で 向ける視線は 僕じゃない誰かに 止まない雨が来て 隠せばいいと 素直な『心』さえ 言えなくて 遠くに咲いた花 水辺に滲む 背けた眼に映る 夏の跡