穏やかな日曜日へ

歌詞

何の音もしない穏やかな日 日差しが照りつけ熱を帯びた ハンドルを強く握りしめて あなたのもとへと自転車をこいだ 何の音もしない穏やかな日 鳥が鳴いてもその声はすぐに 重くて鈍い空気が絡まり ぽとりと地面に落ちてしまうから あなたの言葉もきっと 同じように地に落ちて わたしには届かないだろう でもわかるんだ 澄み渡る青空さえ 心を晴らすことなく 何かが引っかかってるけど 今はそうしか生きれないから 時間がいつか過ぎて 許せるときが来たなら 二人で旅に出よう からになった心で空を 見上げるその日は きっと今日と同じ よく晴れた穏やかな日 来るかどうかさえも わからない日の約束をしに あなたのもとへと行く 果てのない青い空を見てたら グジュグジュした灰色の陰りを どこかに見つけてしましそうで 怖くて思わず目を背けた 何の音もしない穏やかな日 青い空だけを見ていたかった 今日だけは世界中の人が 幸せであると信じてたかった 光が強くなる程 闇が濃くなっていくように 穏やかな空の中に最後の日が見える 目を開けると空はもう 灰色が埋め尽くして それでも変わらずにここに 立ち止まっているのだろうか 時間が速度を上げ 全てを過去に飲み込む その前にあなたの 手をとって走り出す ゴールのない道を駆け抜ける 逃げ惑う二人の後で空が崩れる ふりむかず前を見て 闇はそこまで追ってきている ほらまた星が堕ちた 心に火を灯して イメージを絶やさないで あなたの心が響き わたしの心と交ざりあえば きっと抜け出せる 気が遠くなるほど長い戦いのあと 目をあけたらそこに 笑顔のあなたがいると信じ 悪い夢へと帰る 穏やかな日曜日へ