じりじりとアスファルトを焦がす 太陽 逃げ込むように駆け込んだ 裏路地 壁に描かれた落書きと夏の匂い 自動販売機の明かりだけが光ってた ぬるくなった炭酸飲料を 一気に煽って 見上げた空の青さに目が眩んだ 終わらない宿題も、曖昧な将来も この一瞬だけは忘れてしまおう 「どうせ無理だ」と笑う奴らの声が 耳元でリフレインしていたけれど 「君ならできる」と真っ直ぐな瞳で 言ってくれた君の言葉が風になった 根拠なんてなくたっていい ただ信じてみたいんだ この胸の高鳴りが本物だってこと 錆び付いたペダルを力一杯漕いで あの坂道の向こう側へ行こう 入道雲が未来の地図を描いては 消してく それでも僕らは進むしかないんだ 弾ける僕らの青春は 甘くてちょっと 酸っぱいサイダーの味 失敗したっていいさ、 何度でも立ち上がって 青い夏空に夢を叫ぶんだ 限りある時間の中を 僕らは全力疾走で駆け抜けていく 一瞬一瞬が宝物なんだって 気づいたからもう迷わない 夕立の後のアスファルトの匂いが 好きだ 洗い流されたみたいに、 またゼロから始められる気がして 教室の隅でいつもイヤホンをしてた 誰とも違う自分でいたかった でも本当はただ怖かっただけなんだ 輪の中に入って傷つくのが そんな僕の心の壁を簡単に壊して 「一緒に帰ろう」って笑った君は まるで嵐みたいで、 でも太陽みたいで 僕の世界を照らしてくれたんだ Yeah, check! 炭酸の泡みたいに 湧き上がる衝動 Can't stop me 退屈な日常に風穴開ける 俺たちの夏はまだ終わらねぇぜ 教科書にない答えを探しに行こう 常識なんて Break it, Let's go! この夏が終わる頃にはきっと Something new 鳴り響くチャイムが終わりと 始まりを告げている 僕らは次の季節へ向かうんだ 煌めく僕らの青春は 打ち上げ花火みたいに刹那的で だからこそ今、 この瞬間を燃やし尽くして 夜空に大輪の花を咲かすんだ 不器用な僕らだけど 一人じゃないってことを 知っているから どんな高い壁だってきっと乗り 越えられる そう信じている いつか今日のことを思い出して 笑える日が来るのかな そんな未来を想像して、 少しだけ強くなれた 汗だくで走り回った グラウンドの記憶 くだらないことで笑い転げた放課後 全部が色褪せないフィルムみたいに この胸に焼き付いて離れないんだ 大人になるってことは、 何かを失うことだって言うけど 僕らは失くさない、忘れない、 この夏に誓った約束だけは絶対に Yo, a-ha! 蝉時雨の BGM 刻むぜ心にこの Poem 一瞬で過ぎ去る Season だからこそ見つけるんだよ Reason 何のために走り、何を掴むのか 答えはシンプル、 It's for my dream, yo! 太陽に叫べ「まだ足りねぇぞ!」 ひぐらしの声が遠くに聞こえる 夏の終わり でも僕らの物語はまだ 始まったばかり 弾ける僕らの青春は 甘くてちょっと 酸っぱいサイダーの味 涙したっていいさ、 その分だけ強くなって 明日へと高く飛び立つんだ 限りある時間の中を 僕らは全力疾走で駆け抜けていく 最高の夏だったって胸を張って 言えるように 今、この一瞬を生きる
