ああ 短すぎた夏 よみがえる きみがいうから笑い こぼした炭酸水 一瞬でかわいていくよ まだ 覚めないでねって祈る日々が 溶かしてく メロンソーダクリームのような 味がして光あふれるよ ああ 怠惰で静かな季節だったな 通過して もうぼくは別の人 西日あたる窓 草が 揺れる残像 目に焼き付けたい あがきたいんだ 秋に流れる景色 湿った路上に 落ちた 熱気 無邪気にかきまぜた ぼくたちの腕と足 止め はね はらい 一晩中 皆 汗流してさ うるさくて静かな夜 さがしてた ぜんぶ足りてる みたいな顔 車内の空調の音 どこかでみたよな夏 映画 うた? でもこの感触は ここだけのもの ああ 短すぎた夏 よみがえる きみがいうから笑い こぼした炭酸水 一瞬でかわいていくよ まだ 覚めないでねって祈る日々が 溶かしてく メロンソーダクリームのような 味がして光あふれるよ 蝉が泣く 黒いシミ 錯覚 ブラインドの斜線 きみの心の影と 間違う いくらでも愚かになってね 街にふいに隠れた 深夜のマック冷え でたら汗 流れ 自販機で買う無駄 ジャングルジムでふざけた 分厚い面はいで やわらかい肌で 浮遊して 離陸 着地するよ サマー・リザレクション・トゥナイ ト トゥナイト きみがいうから笑い こぼした炭酸水 一瞬でかわいていくよ いやだ、 覚めないでよって叫んでいた 止まっていた今日が動きだしたんだ 眩しい朝に消えてく