ジェネバ機構

歌詞

君が好きな音楽が 僕は嫌いだったんだ. 音楽は僕のことを 救ってはくれないから. 花束を空に投げた, 落ちたそれを思い切り踏みつけた. (僕の命,銀に光って 綺麗だと良いな.) 僕のために君が泣いてくれれば 大層な物語を描けるだろう 何度も雨に意味が無いと思えば 簡単な子供騙しにもなるだろう あの言葉を僕はまだ覚えている. 君は忘れてしまっただろうけど. 気付けるかな, 行方不明になったのは 僕じゃなくて 君自身だったってこと. 君が好きな音楽が 僕は嫌いだったんだ. 音楽は僕のことを 救ってはくれなかった. 花束を空に投げた, 落ちたそれを思い切り踏みつけた. (僕の命,銀に光って 綺麗だと良いなって 思ってしまった.) 本のページをめくる指先が早くなる 僕の命は回転し, 誰かの命を振動させる 「終わりのない物語がないのならば 物語は生まれなくて よいのかもしれないね」 優しい指先が風を撫でる 「僕も誰かの記憶の一部ならば 君が生きたことも 誰かの一部になっているんだよ」 物思いに耽る暇もなく 日々が過ぎ去って行く 君の命は回転し, 僕の命を振動させる 君を救う音楽に僕はなりたいんだ. 音楽は僕のこと 救ってはくれないけれど. 君が苦しんでる時, 僕も苦しみたいんだ. 君の柔らかい秘密を僕に教えてよ. 知りたいんだ. 君が好きな音楽が 僕は嫌いだったんだ 音楽は君のことなんて 謳ってはいないんだよ. 花束を空に投げた, 落ちたそれを思い切り踏みつけた. もつれ合った呼吸でしか 僕の命は動かないみたいだ.