もしも君と同じ星の 下に生まれ落ちていたなら 似たもの同士双子みたいに なれたのかな 気まぐれで切った髪はもう それなりに伸びてきた頃 変わらないことにはどうも いられないね 交わることのない時間を辿りながら あくびを呑んで過ぎる季節が もうすぐ君に届くでしょう 知らない町の片隅で いつかの風とすれ違いながら 君は今日も愛に笑う 溢れる喜び取りこぼさないでね 心地良い音の川べり ビー玉みたいな石を見つけた 流れていく鳥達の群れ 今日は見えないね 慎ましいほどの幸福を 煙にして空に撒いた 気ままに生きていくのも 楽じゃないね 記憶の底照らす光が見え隠れ 日の当たる道にも躓いて 生活は続いていく 歩き疲れた散歩道 小さな悲しみを首に下げて 君は今日も愛に笑う 夜が更ける前に帰っておいでね 流れる雲遠く想いを運ぶ 耳澄ませばひだまりの 鼻歌が聞こえてくるよ 知らない街の片隅で いつかの風とすれ違いながら 君は今日も愛に笑う 空の高さに胸焦がしながら 綺麗な言葉を集めて いくつになっても踊っていようよ そして最後に愛に笑う 溢れるメロディを便りに代えて
