闇の波

歌詞

こうして、始まれば待ったなし 終わるまで 都合、予定、関係なし 説明なし ルールなし 逃げ場なし 笑い話 なみの恐怖 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 切れればそれまで 「腰抜け」 と笑うマヌケから消えることになる 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 生き延び 生き残ることだけを 考え続ける 暗中 男らしく 勇ましく真っ向勝負 立ち向かえばたちまちのうちに死ぬ やり直しがきくゲームの話とは違う 何を信じようと爆弾は 落ちるところに落ち 当たればあたりまえに 今日の死者の1名 名誉の戦死 勲章の対象 見る影もないがどうしようー作ろう 軍神 二階級特進 英雄 安っぽくてもなんでも 銅像になれば墓代は浮くとして ほかに何が浮かばれる? 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 切れればそれまで 「腰抜け」 と笑うマヌケから消えることになる 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 生き延び 生き残ることだけを 考え続ける 暗中 「夜明け前がもっとも暗い」 言葉じたいは正しい ただし暗い中をどう生きるかは 明かされず闇の中 「止まない雨は無い」 から、止むのを待ち 死ねばそれまで が正しいなら俺は間違いを選ぶ その場限りの その場しのぎの 生き方で決める 暗闇をどうするか 雨をどうするか 空腹をどうするか 恐怖をどうするか 何もかも 自分自身で決める 何もかも、そう 「何もかも自己責任」 だと言えばその通り ただし自分以外に言うなら ただの「思い上がり」 もっとはっきり言えば 「クソ野郎の論法」そのものになり つまり「負け犬の遠吠え」があれば 「勝者の戯言」もある 「ある」 どころか見てみれば 身の周りはそんなものばかり 見て見ぬふりができたとしても 耳障りな 「ぶっちゃけなんでもあり」 クソも嘘もやり過ごすのが 勝つための秘訣なのはその通り ただ嫌いなだけ——間違って 勝つまで、わらう クソろくでなし なら筋金入り この世界に生まれ落ちたその時から 沈みながら浮かぶことを考え 「潜っているだけ」と言い張り続け 深く、深く潜るだけ 高く、高く舞い上がる予定 世界が 歴史が 当然の打ち切りに向かうなら 論外な展開を——「つづき」 を考え続け 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 切れればそれまで 「腰抜け」 と笑うマヌケから消えることになる 闇の波にまぎれ かくれ 呑まれることなく 溺れることなく ながれ 光が見えるまでの時を稼げ つなぎ しのぐ 集中 生き延び 生き残ることだけを 考え続ける 暗中 続ける集中