数学ノートに書いた 文字の数だけうとうとして眠る 夢の中で隣の君の手を 握って学校の外へ 夏 プール終わり 生ぬるい風が 窓の隙間から吹いて 大きなあくびを一つ 数学ノートに書いた 文字の数だけうとうとして眠る 夢の中で隣の君の手を 握って学校の外へ 愛想笑いでギリ 繋がれた日々が 君が僕を好きになる理由に なるわけないから 一緒にいたい 君は何も意識しないだろうけど 「あのね、本当はね、私も」 だって言って欲しいだけ 数学ノートに書いた 文字の数だけうとうとして眠る 夢の中で隣の君の手を 握って学校の外へ 数学ノートに書いた 文字の数だけうとうとして眠る 夢の中で隣の君の手を 握って学校の外へ 君が僕の手を引くその日まで 君だけの夢を見る
