決めた 私断つわ 冷めた顔は見せず ここに残る記憶は いつも静かに消えてく この木の下で 命の果てまで 絵を描き続け また意味の無い死 帰る故郷は変わり 守るべきは変わり ここに残る匂いは 真新しく懐かしい 明日 ここを断つわ 無くすものは無いわ もう何も持たない 何者にもならない 海の底の椅子に座り じっと誰かが来るのを待つ お前は手に何を持っている? 今残されたお前に 絶望してる暇はあるのか 誰が為の今日なのか? もうお前は何者でもない 限界なんてとっくに超えている それでもまだ立てるだろう? そしてまた目を閉じ 微かな音に耳を傾け また静かに眠ればいい