Track bykiririto
散々散らかした孤独の中で 思考さえ無くした 8月が終わろうとしている ビルの隙間から落ちる蝉が 「此 処 ダ ヨ」と鳴いているのに 13番線 落ちる君は 「此 処 だ よ」と僕を見ていた 嗚呼 僕が走る夏の夕焼け空 まるで 君があの時見ていた映画みたいだ 指の隙間から落ちる蝉が 「カ ナ シ イ」と鳴いているのに 13番線 落ちる君は 「君 の 番 だ よ」と笑ったの 嗚呼 僕が走る夏の夕焼け空 君は あの時確かに誰かを待っていた 僕が落ちる夏の夕焼け空 まるで 君があの時見ていた映画みたいだ