さあ目を閉じて さよならして 優しい嘘を君はくれる 「もうじき春が来るから」 雨の朝も晴れた夜も 僕らは嘘に気をとられ 遠い光を見ていた 壊れていくのは空 消えていく微笑み 流れていく星の下に はじめて見た蜃気楼 浮かんでいく速さで暮れていく もう消える 夜の底、夢の果てで みんな欠伸をしてる 帰る時にさよならして 優しい嘘を君はくれる 「もうじき春が来るから」 耐えるように身を寄せても 僕らは嘘に気をとられ 遠い光を見ていた 廻るように落ちていく 繋ぐように切なく 殴るような風の中で はじめて見た蜃気楼 もうなにも見えない もうなにも消えない ふりそそぐ灰の中で みんな欠伸をしてる
