あたしが世界の中心点

歌詞

午前2時、冷たいフローリングの上 SNSに映る「完璧な女の子」 をまた眺めてた 「もっと痩せなきゃ」 「もっと可愛くならなきゃ」 誰かのための呪文を、 自分に毎日かけていた 作り笑いの仮面を顔に貼り付けて 「大丈夫」って嘘をつくのが、 呼吸するより簡単だった 私の心は、私のものじゃなかった 誰かの「いいね」 が、私の酸素だった あなたに愛されたくて、 あなたの好きな服を着た あなたに褒められたくて、 あなたの好きな私を演じた でも、あなたの瞳に映る私は、 知らない誰かだった あなたは、本当の私なんて、 一度も見てくれなかった 都合のいい時だけ「好き」と言って 私の心を玩具みたいに弄んだ罰 いつか必ず、あなたに下してあげる 私が、私を、取り戻すことで 鏡の中の泣きそうな顔の私と、 目が合った 「いつまで、 そんな惨めな顔してるの?」って 彼女が、私に、初めて問いかけた ああ、もう、こんな自分は終わりだ 私が私を愛さなくて、 一体誰が愛してくれるって言うの? 傷だらけで、ボロボロで、 最高に美しいこの私を 涙の数だけ、 ダイヤモンドをこの身に纏ってやる 今日から私が、私の世界の、 唯一の法典(ルールブック) もしも、神様がいるのなら きっと、今の私を見て、嫉妬してる どんな天使よりも、 どんな女神よりも 絶望の底から這い上がった私は 誰よりも、強く、美しいから 昔の写真、全部燃やしてやった 弱くて、泣いてばかりの、惨めな私 煙と一緒に、 過去の幻影(ゴースト)が昇っていく もう二度と、私は、 あの頃の私には戻らない 新しい香水、新しいハイヒール 全部、誰のためでもない、 私自身のために 街を歩けば、誰もが私に振り向く その視線が、私をさらに強くする Yeah, a-yo, the queen is born again 悲劇のヒロイン? シナリオはもう書き換えた 主役は私、監督も私、 脚本ももちろん私 あんたの出る幕は、 もう1ミリもないの Ciao "I'm sorry" なんて言葉は、 私の辞書から削除済み 謝るのは、あんたの方でしょ? 私の価値を、 勝手に決めようとした罪 万死に値する、分かってる? ありがとう、 私を傷つけてくれた全ての人たち さようなら、 あなた達に愛されようとした私 あなた達がくれた絶望のおかげで 私は、本当の愛を知れた 私が私を抱きしめるから、 もう誰の腕も必要ない この不完全で、どうしようもない、 愛おしい私を 流した涙の海で、 溺れるんじゃなくて、泳いでやる 今日から私が、私の人生の、 絶対的な支配者(クイーン) 弱かった私も、強がってた私も 泣いていた私も、今笑う私も どれか一つなんて選べない 全部、全部、私なんだ やっと、そう思えた もし、また誰かを好きになって 同じように傷つく日が来たとしても きっと、もう大丈夫 今の私は、恋に溺れるんじゃなくて 恋を乗りこなす術を知っているから 幸せは、 誰かに与えられるものじゃない 私が、私の手で、掴み取るもの その覚悟は、 もうとっくにできている Aight, listen, this is my anthem "I love you"って言葉、 今まで誰かのために使ってきた でも今日からは、この言葉は、 私だけのもの 鏡の中の私に、毎日、 言ってあげるの "You are perfect" "You are beautiful" "You are strong" 私が、私の、一番の理解者で、 一番のファン もう誰にも、私の価値を、 揺るがさせはしない I am who I am, and I love me ありがとう、 私に生まれてきてくれて 愛してるよ、他の誰でもない、私 最高の夜明けが、 もうすぐそこまで来てる さあ、顔を上げて 私が私を愛し抜くと、今、 この世界に誓ってやる この矛盾だらけで、 最高にイケてる、唯一無二の私を 過去の全ての涙に「おめでとう」 と言ってやる 今日が私の、本当の、誕生記念日 (ハッピーバースデー)