蒼い疾走

歌詞

曇天のすき間に青のインク 靴底でリズムを刻む通学路 乾いたギターが風を切り裂き 胸のページが勢いよく鳴る 胸の鼓動が拍子木になる 誰かの正解に合わせないで 信号無視じゃない、ただ速歩き あの角を曲がれば見えてくる まだ名前がない新しい景色 膝下の影が加速を告げる 持ちすぎた荷物を放り投げて 両手を空に向けて広げたら 骨の奥まで光が沁みてく ためらいの影が短くなる 走り書きでも意味は届く 眠気を蹴散らし走り出そう 鼓膜を揺らす歓声を味方に 目印がなくても踏み出せる 僕らの合図は胸のドラム 目を合わせれば風は味方 遠くで鳴ってる踏切の音 過去と未来の間を渡る きっと答えは今ここにある 風の中で笑えば聴こえる 立ち止まるたび視界が澄む 革靴のつま先擦り減っても 歩き方さえギターで塗り替え ペン先が走る音を追い越し 声が景色を鮮やかにする 息を吐くたび遠くが近い Click clack, 駆ける鼓動、弦が鳴る Run fast, Run far, 退屈は置いてく ターンで滑る汗もバッジになる フロアの熱が天井を突き抜ける 靴底鳴らし beat を刻む 少しの痛みは進んだ証拠 膝の擦り傷も勲章になる 息を合わせて数えるカウント 今の自分が一番速い 明日への階段は今ここだ 迷いのトンネル飛び出そう オーバードライブで心を焦がせ サイレンよりも速く笑え 青い地図へ靴跡を刻む 眩しい音で夜を追い抜け 街灯が星座のように導く 深呼吸すれば音が澄む 握りしめた熱は消えない 音速で手を繋いで進む 爪弾きの音が合図になる 最終電車を見送るプラットフォーム 誰かの涙が夜風で乾く 振り返るたび軽くなる背中 明日を迎えにゆく準備完了 ノートの端に希望を書いた Hey, keep pace, 焦燥はもう脱線 Break limit, リピートから脱出 ハミング混ぜて蹴り上げる地面 0から1へ、次は100まで 胸の metronome 上げていこう 靴紐結び直したら分かる 進むことだけが合図になる 長い息で夜を駆け抜けて 音に委ねて心を解放 曇天割って青が笑う 合図はシンプル 拍で叫べ スニーカーの火花で夜を裂け 地図がなくてもスピードは出せる 胸の太鼓で朝を呼び込む 君と僕なら朝まで走れる