あまねく夜空 照らす梅見月 気高くいざ 咲き誇れ ゆるりゆられど 貴方とならば 千代も八千代 時も越えてゆく いざやいざや 君が袖を振る 春を知らず 霞がたなびく 赤い糸がほつれぬように 御手を繋ぎ 巡りゆく あまねく夜空 照らす梅見月 雨晴れ 時津風よ共に舞い散らん 限りある命を燃やして 貴方の元へ駆けゆく ひらりはらりと 想いを重ねて 咲かせてみせよ 一輪の百合の華 紅引き貴方の記憶焼いて 紅く染まる恋時雨 春待つ月夜 愛しきあなたの 頬を優しく照らす 夢のひととき 嗚呼 恋しき 想ひ出ひとひら 心に春が 萌えゆく よもすがら 貴方を想ふたび 華よ華よと舞い踊る あまねく夜空 照らす梅見月 冬が解け 春疾風 包まれゆく 限りある命を燃やして 貴方と共に生きゆく